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おかの
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女性
職業:
行政書士
趣味:
ショッピング・お酒・読書
自己紹介:
行政書士の岡野です。最初はまじめにブログ書いてたのですが、すみません、ギブですw こまめな更新を目指して、写メした気になるなにかうやら、読んだ本やらについて書いていこうかなぁと思っております。臆病だけど時々向こう見ず、ブログを通じて新しい世界が開けたら面白いなぁと期待してます^^
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こんにちは、おかのです
どうやら夕立が来そうな雲行き…
ゴロゴロいってますよ、なんだかわくわくするな


さて、今日の本は「資格起業」がテーマ。
結構見かける系列の本ですが、司法書士の手による本は珍しいので
なかなか興味深かったです。

私は駆け出し個人事業主として、営業戦略(なんて立派なものではないですが)を
考える上では「ランチェスター戦略」という考え方がふさわしいのではないかと思い、
研修に参加したり、本をよんだりしています。

中小企業、個人事業主向けのマーケティングの本を読むと、
ランチェスターとはっきり書いていなくても、その流れを汲むと思われる
記述に度々遭遇します。


しかし、この本は久しぶりに違いました。
その意味でも新鮮でしたね。

著者が説くのは「スピード成長」です。
そのためには、やはりレバレッジ(流行の!)をかけなければならない
というのがこの本のメインテーマといえるのではないでしょうか。

先行投資が必要で、そのためには借財も厭わない。
先に器をでかくしろ、大きな器にはそれに見合った仕事がくるのだ、と。

その発想もわかるんです。
しかしやはり「投資」はリスキーであることを判った上で、勝算を立ててやらなくては
いけないのでは?と自分は思うのですが。

一番「うっ!」とうなった部分。
『経営者は必ずしもすべてのサービスを自分で提供しようとはしない。
逆に、経営者でないスペシャリストはすべてのサービスを自身の手で提供しようとする。
…こういう他人に任せられない人は経営者に向かない。』

今の自分は、すべてのサービスをプロフェッショナルにこなしたいと日々業務を
研鑽しているわけですが、頭でっかちでもいけないとも思っています。
この部分だけは非常に理解できるぶぶんでした。
…それに、誰かに任せられる環境って楽かも?!
 

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こんにちは、おかのです
今日は少々曇ってますね。
いい天気が続くので、このまま広島も梅雨明けかと思ったらそうは行かないようで…


さて、今日は先ずお知らせです☆

【広島県夏の交通安全運動】
 
 7月11日(金)から7月20日(日)までの10日間 実施されます。
 
運動の重点は,
   ○ 高齢者の交通事故防止
   ○ 自転車の安全利用の推進
   ○ 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
です。


もうすぐ夏休みなんでしょうねぇ…
いつの間にかそういうことに思い馳せることも少なくなってしまいましたが(苦笑)

楽しい夏を過ごす為にも、交通安全には歩行者も車も注意を払って
行きたいですね。



広島県行政書士会交通事故協議会では、
毎月一度、東区民文化センター(東区役所に隣接)において
交通事故の無料相談を行っております。
(交通事故以外のご相談でもお受けいたします。)

交通事故処理の経験豊富な行政書士が相談に応じておりますので、
もし事故に遭われて不安を抱えることがあったとき、
もし今お困りのことがある方は是非一度足をお運びくださいね。                          

相談会日時と場所のご案内はこちらです。




 

その死に方は、迷惑です―遺言書と生前三点契約書 (集英社新書 393B)

ずばり、責任あるオトナの老後指南書です。

筆者はファイナンシャルプランナー、行政書士という肩書きを持ち、
また、「NPO法人遺言相続サポートセンター」というNPOの
副理事もなさっているそうです。

その豊富な経験からの本著、若輩の自分にも非常に勉強になります。

著者が薦める「遺言書と生前三点契約書」とは

遺言書



・体が不自由になった時のための「財産管理等の委任契約書」
・認知証になった後も安心して暮らすための任意後見契約
 (これも公正証書ですることがひつようです)
・家族に不必要な負担をかけないため、自分が自分らしく死ぬための「尊厳死公正証書の作成 
 (これについてはそれぞれの考え方がありますね。)
です。

遺言書の部分の記述が大部分を占めています。

・相続手続きの煩雑さは財産の多寡に寄らず同じであり、
 遺言書はお金持ちのものという先入観は誤り。
・せっかく遺した遺言書がきちんと処理され、本当に役に立つためには
 どのように作ったらよいか。
 →公正証書遺言の薦め
 →自分で書いた「自筆証書遺言」、有効ですか?
 →自分の望む遺言書を作るなら「元気なうちに作る」ことが大切!
などなど…

自分としては財産管理契約や後見制度の活用も大事だと思っているので
大いに共感できました。

注)財産管理契約… 頭はしっかりしているけれど体が不自由になって
お金の管理を誰かにお願いする
必要が出てきたときに有効です。最近では金融機関の本人確認も厳重ですので
ご家族でも変わりに処理
することが難しい場面があります。また、お金を管理する方(ご家族やヘルパーさんなど)が、
善意でありながら後ろめたい思いをしなくて済みます。

注)後見制度 … 自分で判断が難しくなった時に助けてくれる後見人をつける制度です。
自身が元気なうちに自ら後見人を選任しておける「任意」後見と、
判断が難しくなってから裁判所に後見人の選任を依頼する「成年後見」があります。

…しかし、人間老境に至っても心配事ややらなきゃならないことが多いものですね。
自分の幸せな老後と、自分の死後の家族のためにぜひとも一読いただきたい本です。
 

 こんにちは、おかのです

今日はちょっと本はお休みして絵画レビューです。
最終日に駆け込みで見てきました、「マティスとルオー展」

お好きな方は言わずもがなですが、
少し二人の代表的な絵のタッチについて説明すると

マティス→ビビッドな色使い、平面的な表現

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ルオー→黒く太く描かれた輪郭、モチーフとしてはピエロ・クラウンなどが
      多いが、その表情は宗教的で哲学的。

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二人がセットでテーマになっている理由は、二人が同じ師匠(ギュスターブ・モロー)を
持つ弟子同士だからだそうです。


私は特にルオーが好きです、とてもやさしい人間性を感じます。
絵画を学ぶ前はステンドグラス職人に弟子入りしていた時期があるそうで、
その経験は彼の絵画にとても色濃く影響しています。

縁取りが黒く太い画面…そうです、ステンドグラスです。

そして、道化の服に身を包みながらも、その貧しさや日々の苦しみに
静かに向き合っているクラウンの表情の静謐さも、ステンドグラスの宗教性に通じます。

とてもいい展示会でした。


次回の展覧会は『芸術都市パリの100年展』です。

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こちらも楽しみです




 ひろしま美術館

こんばんは、おかのです。

今日は小説です。

めぐらし屋 』堀江敏幸 (毎日新聞社)
仏文学者である著者の手になる小説。

堀江さんは結構好きでこれまでもいろいろ読んでいます。
最初に出会ったのは、長編小説「河岸忘日抄 (新潮文庫 ほ 16-3)

今手元に無いので少々あやふやですが…

この長編はフランスのある河岸に係留された船で暫く暮らすことになった
主人公の日々のつつましい暮らしが、ミステリの古典・クロフツの『樽』と一緒に
流れていく様子を静かに綴った小説です。

起伏が少なく且つ長い小説のため、最初は少々読みづらく感じたのですが、
そのぼんやりとした空気感がクセになり、雰囲気に浸りたいために二度続けて
読んだことを覚えています。

毎日ベッドで読んでいて、睡眠導入にもぴったりでしたw


この本の影響で『樽』も読みました。

『樽』はミステリーの古典といわれているようです。

破損した怪しい樽から覗くのは、美しい白い女性の指…
フランスとイギリスにまたがる殺人事件を刑事が地道な調査で
じわじわと解決していきます。
派手な読ませる文章ではないけれど、刑事たちの実直な様子が
読んでいて心落ち着く素敵な小説です。

で、やっと本題。

「めぐらし屋」は蕗子という女性が、亡くなった父親の部屋を片付けるところから始まります。
「めぐらし屋」とタイトルされたノート。

その表紙の裏には自分が幼いころ描いてプレゼントした黄色い傘の絵が貼り付けられ、
几帳面な父の字でたくさんのメモが残されている…
そして「めぐらし屋」あてに掛かってくる電話。。。

父は生前何をしていたのか、どんな人物だったのか?
それを娘は探していきます。

とっても面白い小説で、おっとりとした蕗子さんもすてきだし、
気圧の変化に敏感な年下の重田君もいい味出してます。


自分的にはエンディングの先が気になる小説でした。
ほんの外ではどんな物語が続いているのでしょう…??
静かでほのかにあったかい小説です。

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