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※【ネタバレちょっとあり、注意!】
捜査中の事故により脊椎を損傷し、四肢麻痺となった元NY市警科学捜査部長リンカーン・ライムと
そのパートナーであり監察官のアメリア・サックスの活躍を描くミステリ。
ライムシリーズの第一作目「ボーン。コレクター」は映画化されているので
ご存知の方も多いでしょうね。
私は映画版は見ていないのですが、原作はめちゃくちゃ面白いです!!(力説)
特に構成的にすぐれているのは1作目の「ボーン・コレクター」ではないでしょうか。
作者お得意のどんでん返しも素晴らしいし、やはり一策目なので新鮮。
ライムの過去と事件が繋がっているため
ライムでなければ追えない、更に、ライムに追われることを前提にした犯人の動きにも納得がいく。
(二作目以降はちょっと勘ぐると、ライムのレベルの人間に追われていなければ犯人のひいた伏線は
無駄になっちゃうのではと突っ込んでしまいそうになるんですが、それは言わない約束ですよね(笑)
そして最後の息詰まる攻防!うん、一作目は素晴らしい。
2作目からは私の好みでは、ちょっとどんでん返しばかりに気をとられてるかなぁと
思わなくもないですが
それでも十分面白いです。勿論これらの作品が一番好きだという方もあるでしょうし。
2作目以降でのお勧めはズバリ「魔術師(イリュージョニスト)」です!
これまた素晴らしい!!
このシリーズは、追跡中の犯人ににつけるあだ名がタイトルになっています。
つまりこの「魔術師」の犯人はマジシャン、イリュージョニストです。
イリュージョンになぞらえた殺人や、エフェクトとメソッド、肝心な部分から
注意をそらすための誤導…
犯人の目的も、その姿も、事件が起こるたびに次々と書き換えられていきます。
そして犯人が捕まったあとにも更に!
というわけで、ミステリ好きのかたは是非ご一読を。
蒸し暑い夏の夜が余計に眠れなくなること請け合いです(笑)。