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残暑お見舞い申し上げます、おかのです。
お盆休み中の方も多いことでしょう。
のんびり過ごしていらっしゃいますでしょうか。
子供の頃は夏休みの真っ最中でしたからお盆なんて何の意味もなかったのですが、
この年になって気付きます。
オトナにもちょっとくらい夏休みが必要だからお盆ってものがあるんだってね。
(ほんとか?)
さて、今日の本に早速行きましょう☆
30年間国際弁護士としてキャリアを積んできた著者による
「仕事術・論理術」の指南書。
本著でほんの少し触れているのですが、国際弁護士の仕事では
6分刻みのタイムシートを使う慣行があるそうで、
つまり、
6分=0.1
1時間=1
という数字を使って自給計算するんだそうですわ。
すごいなw
(普通の弁護士さんとか私たちの場合、一時間や30分単位で報酬設定していますが)
さて、肝心の内容。
全部で7章からなるのですが、特に1,2章(論理術)の部分について
いいテーマだと思うのでご紹介。
(さわり程度で終わっているのが残念ですが)
■1章「事実を掴む」
日本では「事実」と「意見」の違いが余り意識されない
きらいがあるがが、両者をきちんと区別することは大事である。
両者の区別を考えるために必要なこととして、
・視点を増やすこと
・報道は疑ってみること(疑いは考え深さを助け、知力を育てる)
・マイナス情報を重視する
情報が氾濫しすぎていて、逆に情報の選択に苦慮する現代においては
「疑う」ということはとても大事でしょうし、
「マイナス情報の重視」は良薬口に苦し、と先人が既に伝えているところです。
『疑う』という部分では、後ろの章でも出てきます。
著者の仕事柄もありましょうが、「仲間でも人間を観察し、無防備になりすぎない」
と書かれています。
背中を預けた仲間が使えなければ、こっちまで死んでしまうということでしょう。
厳しい意見ではありますが、なかなかこうズバリと言えない、考えられない事由
ですので心に残りました。
2章「自分で考える力をつける」
著者によれば考える力、とは、『考えない事柄を決めること』
ここでは(よくある例ですが)米メジャーリーグで活躍する
松井選手、イチロー選手の例があげられています。
プレッシャーに負けず、周囲の評価に一喜一憂しない泰然とした態度を
維持することで活躍を続けるお二人、メンタルタフネスはいかばかりか。
(分けてくれ!)
問題に対処する手順として
①状況が支配可能か否か見極める
②支配可能 ⇒ 問題解決のために全力を尽くす(例)欲望、意欲)
③支配不能 ⇒ あきらめて気にしない(例)他人、評判)
2章の問題解決手順について、どう思われますか?
私などはなるほどなぁと本当に感心するのですが、具体例に落としてみる、とこれは結構難しいことが判ります。
たとえば 『イチロー選手が首位打者になれるか?』
ただこれだけのことでもいくつもの「支配可能」な、または「支配不能」な要素に細分化されると思います。
たとえば、支配可能な部分は
「自身の打率を上げるべくトレーニングに励み、相手投手を研究すること」
「モチベーションの維持」
支配不能な部分は
「ファンの応援の有無」
「マスコミからの注目、又はバッシング」
「相手投手の制球力、スピード」 などなど…
この要素を出来るだけ具体的に細分化して列挙し、
慎重に「支配可能」なものだけに対応する必要があるでしょうね。
想像力が必要です。そして考え付いた「要素」については、頭の中でぐるぐるとこねくり回すだけではなく、
(これも筆者が後ろの章で書いている通り)是非紙に書いて整理する必要があると思います。
つまり、前述の三つの手順の前段階にかなり重要な部分があると私としては思うわけです。
↓
問題に対処する手順【おかの改定版】
①問題をいろいろな視点から眺め、問題解決に必要な要素をピックアップする。
②考え付いた要素はメモして視認可する。
③一つ一つの要素について、支配可能か否かを見極める。
④支配可能 ⇒ 問題解決のために全力を尽くす(例)欲望、意欲)
⑤支配不能 ⇒ あきらめて気にしない(例)他人、評判)
いかがでしょうか。
また、筆者は哲学にも興味があるようで、カント、パスカル、デカルトetcからの
引用も所々で出てきます。
哲学、アツイかも☆
こんにちは、毎日暑いですね。
先日の日曜日、ほぼ一年ぶりで広島市民球状に足を運び
横浜戦を観戦しました
一進一退の攻防、そして、延長10回ウラで奇跡のような
満塁ホームラン!
皆で大盛り上がりでゲームを楽しみました
本当に、ピンチがオセロのコマをひっくり返すように鮮やかにチャンスに
変わる一瞬があります。
野球を観戦する習慣がないので、余計新鮮に感じたのかもしれません。
今回の試合でも8回、10回と、横浜に追いついた時、そして決勝点を得た
時はいずれもツーアウトからの諦めない粘りの姿勢が得点に繋がったなぁと
感動しながら見ていました。
ツーアウト、バッターがツーストライクまで追い込まれる。
もうだめか、スリーアウトチェンジだなぁ…内心何度もそう思ってしまった
私の予想は何度もさわやかに外されます。
ツーストライクからヒットが出た瞬間、さっきまでのピンチは走者を置いて
ノーカウントからのチャンスに変わっているのです。
野球ってすごいスポーツだなぁと初めて感動した夜でした☆
広島も、横浜も、どちらのチームも頑張れ!という気持ちになりました(^^)
この本は、タイトルが非常に秀逸だと思いませんか?
「透明人間が何を欲しがるんだろう?」
「透明人間って、誰のこと?」
そんな風に思わせます。
(この前著に「キミがこの本を買ったワケ」というのがありますが、
こちらは買うと何かに負ける気がして(苦笑)買わず、読まず、です^^;)
この本でいう「透明人間」とはずばり、「私」であり、「あなた」です。
マーケティングで華々しく取り上げられることのないあなた。
他の人と同じだと安心するから取り合えず形の上だけ流行を追うあなた。
ビリーズブートキャンプは買ったら満足で未開封、
最近の宮崎アニメは微妙と思っている(ファンの方、すみません)あなた、です。
メディアで取り上げられる流行は、ごく一部の極端で話題になりやすい為にメディアに取り上げられた流れに過ぎず、
統計には出てこない透明人間こそが本当の多数票の持ち主である。
よって、彼ら透明人間のニーズをつかむことこそが重要なのだ。
というような内容でしょうか。
うなずける部分もあります、確かに。
ただ、本著は「マス」メディア視線なんですね。
(マスメディアでは市場は日本国民全部を包括することになります。
つまり、ニーズを発信することが少ないため、認識されづらい(が確実に存在する)透明人間を
忘れては成り立たないという視点での著述になっているということです)
だから、自分の視点とはずれがあります。
でも視点としては面白い☆
でも透明人間もいつも透明とは限らないんですよね。
話題Aについては透明人間だけど、話題Bについてはメディアの寵児の典型
(つまり透明ではない、メディアに把握されている)だったりする、と思います。
そういう視点は抜けていると感じました。
(たとえば、ビリー隊に入隊はしてなくても、時効警察にはほんとにハマってるかもしれない。)
著者・指南役がその言葉にインスピレーションを得たという佐藤可士和さんに
興味が湧きました。
話題のアートディレクター。
そのうち彼の本も読んでみるかもしれません。